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吃音(きつおん)について
吃音とは、発話する際に言葉がなかなか出ず苦しそうにしたり、同じ音を繰り返したり(例 わ、わ、わたし)言葉が流暢に出ずに、つかえながらの発話になる症状のことです。
言葉を出すために手足を不自然に動かし反動をつけて話したり、目を白黒させたり、顔を歪めたり・・と必死に言葉を出す人もいます。
言いにくい言葉を回避して、別の言葉に言い換えをして話すときもあります。
吃音の有症率は国や地域を問わず全人口の1%と言われています。つまり100人に1人の割合で吃音を持つ人がいるということです。意外と皆さんの身近にもいるのです。
必死に隠している人も多いので気づきにくいかも知れません。
吃音については長きにわたり様々な研究や調査が行われてきて、少しずつ明らかになっていることもあります。しかし、残念ながら根本原因や本質についてはなかなか解明できず、そのため確実な治療法などは確立されていません。
それと同時に、吃音自体が社会にあまり知られていないこともあり、本人にとっては深刻な問題にもかかわらず、学校などではからかいの対象になり傷ついたという吃音者は年代問わず非常に多いのです。
世間の様々な誤解や無理解から苦しむ吃音者も少なくないのが現状です。
少しでも吃音に対しての誤解を解消し、理解が進むようNPO法人よこはま言友会でも積極的に取り組んでいきます。
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